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どうも!
世界中がコロナウィルスとの闘いのさ中ですが、鳥取県が誇る
雨滝に行ってきました!
家族連れも来ていて、シーズンオフでしたが、
人気のあるスポットだと感じました。
この記事では、
雨滝の歴史や雨滝にまつわる物語、
布引き滝や筥滝(はこだき)
にも触れ、
雨滝へのアクセス方法もまとめましたので
映像とともにお楽しみください!
雨滝とは?
特徴と歴史
雨滝は鳥取県国府町にある水量・景観ともに素晴らしい滝です。
雨滝は幅4 メートル 高さ40 メートル という鳥取県最大のスケールを誇り、
昭和60年には鳥取県に「因伯の名水」の指定を受け、
断崖絶壁を大量の水が落水する様が壮観で、
平成2年には「日本の滝百選」に選定されました。
鳥取県と兵庫県にまたがる扇ノ山(おうぎのせん)の玄武岩が溶岩となり作られとされる河合谷高原(かわいだにこうげん)の末端にあたります。
滝の中に見える黒ずんだ安山岩(両輝石安山岩) は溶岩が冷えて固まる時にできたもので、 規則正しい割れ目(柱状節理)が美しいです。
また滝口の左右両方にある白っぽい大きな柱状節理は
かんらん石玄武岩で形成されています。
またトチ、ブナなどの大昔からの原生林があります。
古来より有数の霊場として善男善女(仏教を信仰する人々)の修行の場として、お遍路さんの信仰の場として活用され今でもその霊境としての雰囲気を感じることができます。
雨滝の動画
滝の前にある不動明王に祈願すると精神病が治ったり商売が繁盛するなどの霊験がある と言われています。
また滝壺付近では強い滝風が吹き涼しい霧が全身に吹き付けられますが昔から
「雨滝に参った年の冬は肌が荒れない滝の霊水が寒さも持ってくださる」
「美人になる」
などの言い伝えが残されています。
私もたっぷり浴びてきました!カメラも(笑)
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傘踊りの発祥の地
江戸時代末期因幡地方が前代未聞の大旱魃(だいかんばつ)に襲われた時 、五郎作という老いた農民が三日三晩冠傘を振り回して踊り雨乞いの祈願をしました。
三日目の夜ついに大雨が降り大干ばつは一挙に解消され、大飢餓も免れたといいます。
村民の喜びと感激は五郎作に集まったのですが、悲しいことに老翁は踊りの過労のために数日後帰らぬ人となってしまいました。
村民は五郎作の霊を慰めたいと考えその年の盂蘭盆(お盆)から五郎作が踊った時と同様に冠傘を手に踊るようになりました。
時は流れ明治29年、若者たちに賭博が流行していたのを危惧した国府町の山本徳次郎が新しい娯楽を提供しようと、傘踊りに目を付けました。
神主の持つ雨傘にヒントを得て、今までの冠笠を長い柄の傘にかえ自分が日頃行っていた、剣舞の型を取り入れた踊りを考案しました。
その勇壮な踊りに青年たちは興奮し踊りの修練に打ち込みました。
それが「因幡の傘踊り」として現代に引き継がれています。
傘踊りは、昭和49年に「鳥取県無形民俗文化財」に指定されました。
滝開き祭り
観光シーズンは、夏です。
2019年は6月1日 10:00~「滝開き祭り」が行われ、傘踊りやシーズンの無事が祈念されました。
例年、6月の第一土曜日に行われていて2020年は6月6日土曜日の予定です。
冬の時期はシーズンではないですが、この度訪れたのは、一度行ってみたかったのと人が少ないほうが見やすいかなと思ってです。
予想通り人は少な目でしたが、必ず一人二人は近くにいるというくらいひっきりなしに観光客が訪れていました。
落石注意です。念のため
2018年04月
雨滝の工事現場で、3メートル前後の石などが崩れる落石事故が発生し、のり面の落石を防止する工事にあたっていた会社役員がお亡くなりになったとの記事を見つけました。
柵があり、のり面に近づけないようになっていました。
雨滝以外の滝
また雨滝の奥にははこ滝、布引滝、親子滝など大小48の滝があると言われていますが、 実際には48個あるわけではなく数が多いという意味で 「雨滝四十八滝」という言い方をします。
案内図に乗っていたものとして
①雨滝(本滝) ②布引き滝 ③仏谷渓谷
④夫婦滝 ⑤親子滝 ⑥比丘尼滝
⑦樋滝(とよたき)⑧平滝 ⑨筥滝(はこだき)
⑩馬淵滝 などがあります。
本滝以外に今回訪れた2つの滝の紹介をします。
菖蒲谷滝というのもあるみたいですが、、、
⑦樋滝(とよたき)は通行禁止とのことですがいつか行ける日が来るのでしょうか?
②布引き滝
純白の絹糸を懸け流したような美しさからその名がつきました。
常に山の中腹より湧き出ているため、日照りも豪雨も影響されず水量が変わることがないとされています。
雄大で男性的な雨滝とは対照的で女性的な印象です。
駐車場から降りて一番初めに拝見できる滝です。
確かに女性的で優しい印象を受けました。
⑨筥滝(はこだき)
雨滝から橋を渡り、階段を登って、
原始林の中を800mほど進んだところにある三段の滝です。
途中、「これより危険な道なので責任はもてません」
との看板があり、ちょっと不安になりましたが、
ちゃんと整備されていたため私は普通に行けました。
そんな看板がなかった久松山の登山の方がよっぽど危険だったと思いました(;^_^A
筥滝は縦横3m、深さ1mばかりの段々になった岩の重箱に次々に清流が流れては溢れ、
次の下の重箱に流れていくというさながら自然にできた階段状の滝で壮観でした。
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亀の伝説
また、滝壺にまつわる哀れな亀の伝説があります。
昔々雨滝の村に亀という心優しい男の子がいました。
早くから両親に死に別れ心の悪い義理の父に養われましたが文句もも言わずに働いていました。
ある年の春のこと雪解け水で雨滝の水かさが増していました。
亀と父が二人で淵の横の山で薪を切っていた時、亀は持っていた鉈を落とし鉈は山肌を滑り淵の底に沈んでしまったそうです。
義父は亀をしかりつけ、鉈を取ってこさせました。
亀はこわごわ淵に入って行きましたが、それっきり上がっては来なかったそうです。
その後人々はこの滝つぼの側に来るたびに亀の悲しげな声を聞くようになり
そうしてこの淵を亀が淵というようになったそうです。
ただ悲しいだけのお話ですが、せめて名前を残してくれたことで
亀のことが語り継がれているのがせめてもの救いでしょうか。
筥滝の動画
筥滝(はこだき)ゆっくり鑑賞用も作りました。
後半は風防がないカメラだったのでノイズがひどかったです(-_-;)
雨滝へのアクセス方法・行き方
鳥取市(を通って)から車で行く場合
私は市内から車で行きました。30分くらい?でしょうか。
今年は市内ではほとんど雪がつもらなかったのですが、
寒いところだと聞いていたので一応晴れた日を選びました。
雨滝では3月でも雪が積もっていたのですね。
一応こちらのツイートを確認したほうがよさそうです!
雪が少なかった今年、このまま春になるのかなと思っていたんですがそこは雨滝、3月中旬でも一晩でこの風景です。ノーマルタイヤではとても来ていただけない状況ですので本日は休業させていただくことになりました。 pic.twitter.com/6SSDeodB0V
— とうふ工房雨滝 (@AmedakiWeb) March 16, 2020
一応ナビには
近所にある「豆腐料理あめだき」の電話番号(0857-58-0231)を入れて行きましたが、
県道31号線を国府の方に行けば途中に雨滝の看板が出ているので迷うことはないでしょう。
31号をひたすら直進しました。
殿ダムを超えて
ここで右折です!
バス(公共交通機関)をご利用される場合
鳥取駅から日の丸バスの「中河原線(雨滝方面)」の路線バスに乗り、
「中河原」バス停で「雨滝上地線(雨滝方面)」に乗り継いで「雨滝」バス停で下車します。
「中河原」までは定期路線バス(570円)40分
「雨滝上地線(雨滝方面)」は原則ハイエースによる予約運行ですので、1時間前までに電話で予約してください。(100円)15分
予約は日の丸バスへお問い合わせください。
日の丸バス 0857-22-5155
時刻の詳細は乗り継ぎ表ならびに鳥取市のページを参照してください。
鳥取市外から車で来られる場合
兵庫方面からなら国道9号線を鳥取方面へ西進し 「道の駅きなんせ岩美」のあるところで県道37号で左折し、直進し県道31号に入ることが推奨されます。
国道9号線から直接県道31号に入ると 十王峠を通るのですが、十王峠はよく通行止めになっていたりガードレールのない山道で 安全面から避けた方がいいでしょう。
雨滝の駐車場
滝のそばの第1駐車場(アスファルト)と少し下ったところに第二駐車場(はらっぱ)があります。
シーズンでなければ第1駐車場の方に停められると思います。
第1駐車場(約30台強停められる)の所にある「瀧の傘(たきのかさ)」という休憩所がありましたが、シーズンでないため営業はしていませんでした。
ここでも筥滝がみえました。どうも3層になっているようです。一番上?がみえました。
紅葉していればもっと素晴らしい景色でした!
トイレは閉まってた( ;∀;)
第一駐車場を下っていくとトイレがありましたが、鍵がかかってはいれませんでした!
シーズンオフだからでしょう!
シーズン中なら瀧の傘でもトイレはできると思います。
ここに来る前に用を足してから来てくださいね。
最後に
いかがでしたでしょうか?
コロナウイルスの感染拡大のため経済活動が自粛している中ですが、 安心して出かけられるようになった時のためにと今回の記事を書きました。
シーズンオフなので荒れ放題では?との話もききましたが、まあ落ち葉が階段とかに残っているくらいでしたね。
滝の音をしっかり録ろうとレコーダーを使いましたが、感度が良すぎて逆に聞き取りづらいかなとも思いました。
なにぶん初めてだったので次回滝の撮影に行くときは気をつけたいと思います。
それでは最後までお読みいただきましてありがとうございました。
お会いしましょう!
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