第8回国際マンガコンテスト表彰式!2表彰式と声優の公開アテレコをレポート!声優魂の田中苑希さん木村美言さんも登場!

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どうもこんばんは!

今回は前回の続きです。

「第8回国際マンガコンテスト表彰式マンガアワードSHOW」

2国際マンガコンテストの表彰式

3最優秀作品公開アテレコ

についてお届けします。

受賞作品に声優さん・声優魂の受賞者の高校生たちがアテレコされた様子、

審査員のかたの評価など

レポートしていきます。

ではどうぞ!

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国際マンガコンテストの表彰式

賞状・目録授与

今回は20の国と地域から、あわせて515作品の応募がありました。

その中から一次審査最終審査を合格した9作品が入賞しました。

当日お越しになられた審査員の方々です。

左上→右上 左下→右下の順に(敬称略)

吉村和真(京都精華大学副学長)

赤井孝美(米子ガイナックス代表取締役)

おがわさとし(京都精華大学マンガ学部准教授)

川原和子(マンガエッセイスト)

木村直巳(漫画家)

椎名ゆかり(翻訳家)

篠原ユキオ(京都精華大学マンガ学部教授)

プレゼンターは 鳥取県観光交流局局長・門脇 誠司さんです。

順番に壇上に呼ばれ賞状と目録を渡されていました。

結果がとっくにでていたので受賞の喜び!のようなものがなかったのが少し残念でした。

最優秀賞 ストーリー部門「ガパオライス」

作者はサルマ・ インタラプラチャーさん(タイ)です。

優秀賞  4コマ部門 「天国の窓」

作者はアロエしげみ(応募時のペンネーム?)(羽根田真由子)さん  (京都府)(写真左)

優秀賞 ストーリー部門「 プレゼント 」

作者はルゥオフー(羅荷)さん (台湾)(写真右)

審査員特別賞

ストーリー部門「my canvas」

原作:園咲(そのざき)こころ(渡辺こころ)さん(福岡)写真中央

作画:華彦(はなひこ)(山根はな)さん(山口)写真左

審査員特別賞

ストーリー部門「きみが窓を開けるまで」

作者は瀧木(たき)あやめ(村田未沙希)さん(鹿児島)写真右

審査員特別賞

1コマ部門「寒い日」

作者はクミタ・リュウ(汲田隆彦)さん(東京)本日欠席

審査員特別賞

ストーリー部門「Hai yiyi’s Showcase Street(海翊翊(ハイイーイー)の扉の窓)」

作者は莫目森(何雪磊)さん(中国)本日欠席

U-15賞  

4コマ部門「こちら、おなやみ相談窓口」

作者は小原乙華(こはらおとか)さん(鳥取)写真左

U-15賞

ストーリー部門「ここの窓ガラス」

作者は七夢(ななむ)(宮本菜々子)さん(愛媛)写真右

鳥取県観光交流局局長・門脇 誠司さんのご挨拶

本日は多くの方々にご来場いただきまして誠にありがとうございます。

また受賞された方々には心より お祝い申し上げたいと思います。

審査をしていただいた皆様に 心からお礼を申し上げたいと思います。

今回海外から123の作品を応募いただきました。 今回タイの方が初めて最優秀賞を受賞された訳ですけど 本当にこのコンテストが世界に広がっているなと実感しております。

実は私もつい先日タイに行っていました。 たまたまなんですけれど台湾にもいってきました。 現地でも鳥取県はまんが王国なんだという話をさせて頂きましたけど、 お互いに相通ずる部分がある。 これからも鳥取県が漫画を核とした取り組みをしていくことを現地の方々にもご理解いただきました。 

漫画を鳥取県の発展の核としてやっていきたいと思います。皆様のご協力ご理解ご支援が不可欠になります 。 これからもまんが王国鳥取をよろしくお願いします。

早くアフレコに行け!と言われそうなのでもう終わりますけれども、引き続きウェルカニということで引き続きよろしくお願いします。ありがとうございます。

最優秀作品公開アテレコ&漫画談義

優秀賞の作品をプロの声優と高校生が生アテレコ!

声優のお二人と共演するのは声優魂で上位入賞した高校生たちでした!

実際の漫画のコマをスクリーンに一コマずつ映してアテレコされました。

効果音や音楽はアニメそのものでした。

福緒唯さん奥野香耶さんとともにアフレコされた4人は以下の通り。

・第6回声優魂最優秀賞の木村美言さん 写真左(2017年のもの)

・第8回声優魂最優秀賞の田中苑希さん 写真右(2019年のもの)

田中さんについての記事はこちら

第8回 声優魂最優秀賞の田中苑希(たなかそのか)さん!その横顔や大会の様子をまとめます!
どうも風邪ひきやすい体質をどうにか改善しようとウォーキングでもはじめてみようとしている、たまごとじです。 さて前回の予告通り今回は今年の声優魂グランプリに輝いた 田中苑希(たなか・そのか)さんについて 新聞・ラジオ・ネット記事から そのプロ...

・第8回声優魂鳥取大会審査員特別賞の田村直子さん 写真なし

・第8回声優魂鳥取大会 ファイナリスト 松本 陽太郎さん 写真なし

 

アフレコ後審査員の方が漫画談義をされるという形です。

まず全員で3つの作品のアテレコです。

ステージは照らされていましたが

誰が演技しているかたまにわかりませんでした。(^-^;

口元や体で表現されているときは今誰が喋ってるなとわかりました。

高校生の演技がいかにプロに迫っていたかの証だと思います。

抜粋のシーンのみでしたが、各作品と演技の感想を述べていきたいと思います。

「きみが窓を開けるまで」

戦争が終わって汽車で故郷へ帰る少年兵たちのお話でした。

絵柄はちょっと昭和っぽい感じでした。(スクリーントーンをあまり使わない絵柄)

そうた役?の木村美言さんの少年役の声が聞き取りやすかったです。

アニメでよく聞く少年役と言う感じで素直にうまいな!と思っていました。

「ようこさん」に告白するシーンはドキドキしちゃいました。

「my canvas」

ばあちゃんの少女時代に孫の女子高生がタイムスリップした話。

こちらは少女漫画風でした。

ばあちゃんの少女時代役は福緒さん?声でなんとなくわかりました。

出兵することになった男性が登場。男性が一人なので松本さんの出番はわかりやすかったです。なかなかのイケボで、小野大輔さんっぽいなって思いました。

遺影の代わりに似顔絵を描いて渡します。彼は戦争から戻ってこれたのでしょうか?

「海翊翊(ハイイーイー)の扉の窓」

「私はハイイーイー」と独白で始まるストーリー

おそらく液タブで描かれた最近の画で、淡いグラデーションが全体にかかったやや絵本っぽい作風。

主役は奥野さん?

屋根裏部屋に住んでる彼女は外にでて住民(人形)に会います。

彼女の名前を呼べば町(ハイイーイー街)に住むことができるという不思議なお話です。

「町のそとはどんなものかわからない」という閉鎖された空間でどんなストーリーが始まるのでしょうか?

「 プレゼント 」

大会HPより

耳の聞こえない少女の世界を擬音で表現した作品。

アテレコはなく擬音のみの演出でした。

ストーリーはよくわからず

審査員の方の評価

・椎名さん

詩情あふれる世界観が素晴らしいと思った。

背景が線が無く陰影だけで書かれていて、 この女の子だけ線で書かれていて

擬音だけしか書かれていないが表情豊かで少女と世界との軋轢を表現している。

作者が作品の少女とそっくりなのでびっくりしました(笑)

・あかいさん

一枚一枚の絵の完成度が高い。

 ルゥオフー(羅荷)さんのコメント(通訳を通して)

この度はコンテスト受賞いただきまして 大変光栄に思っています。

私は子供の頃からずっと漫画読んでいまして、特に憧れている漫画の先生方も日本の方が多く この場に呼んでいただけて大変感動しました。ありがとうございました。

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「天国の窓」

大会HPより

ここでは2名だけキャストが発表されました。

主人公よしお役 福緒さん

じいちゃん役 田中さん

主人公よしおの元に一か月前に死んだおじいちゃんから電話がかかってくるギャグ漫画です。

絵柄はちびまる子ちゃん調です。

天国でさまようじいちゃんとよしおのやりとりが秀逸で会場からも笑いが起こっていました。

特にじいちゃん役の田中さんがとても生き生きと演技されていたのが印象的でした。 

・福緒さんの感想

絵のインパクトがすごくてそれだけで面白かった。 

絵のインパクトと音のテンポ感を合わせるのに悩みました。

とにかくおじいちゃんが面白くて、私はよしおくんの気持ちで新鮮な気持ちで演じさせていただきました。

・田中さんの感想

演劇部の中で色んな役を演じさせてもらってますが、この台本を渡された時に嘘だろ!って思いました。仮にも女子高生なのでおじいちゃんの役をやるのに悩んだんですけど 、練習してて自分でも笑ってしまっていました。

このおじいちゃんのチャーミングさを いかにして引き出すか心に決めて頑張りました。

羽根田真由子さん コメント

こんな風にちょっとやりにくい漫画でしたけど素晴らしい声をつけて頂いて、おじいちゃん役も女の子なのに すごく違和感がなくて、 すごい能力だなと思って感動しました。

一生の自慢にしていこうと思っています。ありがとうございました。

審査員の方の評価

・川原さん
非常に面白くて飛び抜けた作品だなってことで、 賞がすぐ決まりました。画も懐かしい感じなんですけど新しい(ものである)スマホで天国と通信がでたり、天国の階段の略し方や、 大胆な構図など 散々笑わせた後、最後にスマホの画面を通して天国と繋がっているなど 大きなところに持っていく展開など 笑って泣ける素晴らしい作品だと思います。

・篠原さん

傾向として自信のない人は絵を書き込む 自信があるから大胆に省略したいをかけるんですね。キャラクターも活きている。

「ガパオライス」

大会HPより

通勤途中にいつも気になっていた 料理店を横目に

忙しい毎日を過ごす女性が登場します。 

自分のやりたいことをやっている「ガパオライス屋さん」とを何も決められない自分を比べ悲観的になります。

ある日、土砂降りの雨に遭いお店の中に入り、

店主との交流によって彼女の心が解きほぐされていく様が優しく描かれています。

松本 陽太郎さんの演技がすごい自然でふつうに作品を見ているようでした!

・奥野さんの感想

すごい人の心を打つ作品だなと思って。 主人公の女性が 頼んだ半熟玉子が半熟じゃなかったことをやりたいことがやれていない自分に重ね合わせて泣き出してしまったシーンに心打たれてこの人の人生もすごい素敵だなって思いました。 

悩んだ時に読みたくなるお話だなって思いました。 

審査員の方の評価

・吉村さん

まずは(ガパオライスが)食べたくなりますね(笑)。

この画のカラーが匂い立つという感じで、 予選審査の515作品の中で一番覗いてみたい[窓]だと思いました。

これは作者の方のタイの地域の実感から来て届いている部分と、国境を越えて「私にもあるある」と感じさせる部分を両立させているいるものが作品の力につながっているんだろうなと思いました。

今日冊子をにとって鳥肌が立ちました。それくらい素晴らしい見開きでした。

本日作者の方に出会えてとても嬉しかったです。

・おがわさん

漫画自体もすごい力のある作品ですけど、 声優さんに声をあててもらってちょっと来ちゃったんですけど、

作者はタイの方ですけど感情の流れに全く違和感がなく共感できる作品でした。

どれだけ普遍性のある物語だと思います。

画はセピア調の中でガパオライスだけ色を使うとか、電灯に雨が降るシーンとか 感情を丁寧にすくい上げている作品だと思いました。

・木村さん

安定感があるということがそもそも大事。また漫画に空気感がどれだけ大事かということを改めて教えてくれた作品でした。えてして作品の構成上、その空気感をおろそかにしちゃうんですよ。 

一つの情景だけでも作品として成立するんだということをこの作品は僕らにも教えてくれます。

もっと読みたいという気持ちにさせてくれますね。それもまた今後楽しみです。 

今回初めてだと思いますが、タイからの応募が他にも多数ありその点もこれから楽しみであります。

サルマ・ インタラプラチャーさんから一言

(通訳の方があまり流暢でなくてほとんど聞き取れず( ;∀;))

このような賞をいただき本当にありがとうございました。

エンディング

「撮影禁止」の札が下りたので少しだけ撮影。

次回のテーマは「風」ということでした。

4月頃作品の応募要項を発表されるそうです。

今回の作品をまとめたものはアマゾンでも買えるそうです!

800円は自費出版?価格ですかね。ちょっと高い気がします。

公演後のロビーでも販売していました。

ちなみに声優さんたちは客席下手側に座っておられました。帰りは会場左側のドアから出るようになっていたので、

出演者のみなさんがちょっと間近で見れました。

近くに「撮影禁止」の札を掲げたスタッフの方がいたので、声をかけるのは遠慮しました。(;^_^A

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最後に

いかがでしたか?

今回のイベントを通して鳥取が掲げている「まんが王国」というテーマでどんどん発展してきているのがよくわかりました。

海外からも作品の応募があり、声優魂とともに鳥取が国際的に認められていくのは大変嬉しいです。

これからも鳥取で声優さん関連のイベントがあったら是非参加したいと思います。

最後までお読みいただきどうもありがとうございました!

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