中国旅行で行きたい!明清建築が残る。西逓村(せいていそん)をご紹介!!

スポンサーリンク
黄山
Sponsored Links

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

令和元年おめでとうございます!どうもたまごとじです。

もう一週間すぎてますが、、、ちょっと言ってみたかったのです(笑)

さてこのブログでは主に中国のお勧め観光スポットをご紹介させていただいております。

この度は

西逓村(せいていそん)

という村をご紹介します。

これは安徽省黄山市 黟県(いけん)にあり、世界遺産に登録されており、歴史を感じさせる古民家を見ることができます。

中国の歴史や歴史ドラマに興味をもったなら、一度は触れてみたくなる

そんな観光地です!!

ではまず地図を確認しましょう。

同じく世界遺産に認定された宏村(こうそん)が近くにあります。

距離は直線では10Kmといったところですが、車で1時間くらいはかかりました。

宏村は次回紹介します。

スポンサーリンク

功績を称える 胡文光石坊!

これは明代建築の傑作とされている「胡文光石坊」といいます。

高さは12.3あります。

石坊とは手柄や出世の記念に作られるものです。

皇帝の許可があって初めて作ることが出来ます。

皇帝の許可なしに作ると死刑だったそうです。

でも作っちゃった人もいたんでしょうね。

皇帝の権力は絶大です!!

1966年からの文化大革命でほとんどが壊されたそうです。

勿体無いですね~

村の有力者 胡氏とは?

では村の中へ入ります。

村の中は自動三輪車が走っており、あっちこっちから

ひっきりなしにクラクションの音が響いていました。

中国ってクラクションの鳴らないところはないのか?(笑)

さすがに絵になる古住居なので学生さんたちがキャンバスを広げて

写生をしています。私も画を描くのが好きなので書きたい衝動に駆られました!!

お土産屋さんも充実していてお店を回るだけで一日掛かりそうでした。

この村は「胡」という苗字の方が大半を占めているそうです。

その昔、10世紀ごろ唐王朝滅亡の際、皇帝の血をひく人々がこの地に逃げ落ちました。

そして身を守るために本来の「李」性から「胡」性に変え、

ここで生活を始めたと伝えられています。

17世紀ごろには、胡氏の中から官僚になる人物が現れます。

18世紀~19世紀にかけて、西逓は最盛期を迎え、600もの豪華な邸宅が建てられたそうです。

もしかしたら、李性の子孫がこれからの中国でもう一度覇権を握らんがために今でも暗躍しているのかもしれません(笑)

中国ドラマでは「敵討ち」や「没落した皇族が栄華を取り戻す!」というのはありがちなテーマですので、中国でこういう話を聞くと、

胸が熱くなります!!

胡さんのお店です。

古民家でみつけたもの

これは当時の学校の先生のお家です。

これは有名な文章を書いたものだそうです。

 

どの家も

屋根に大きな長方形の穴が空いていました。

聞くと、その目的は採光と雨水を貯めること。

風水おいて水は富の象徴なので、雨水をためているんだそうです。

でも嵐のときとか大変だし、雪が降ったらめっちゃ寒いんじゃないかと思いました。

いざとなったら塞ぐものがあるのかも?

これは黟県の代表的な石彫です。

役人の家にありました。

当時の娘さんは16歳位で結婚していたため13歳くらいから外出禁止となり

このようなバルコニーからしか外が見えなかったそうです。

この下には市場があります。

当時、家に閉じ込められた娘さんは、どんな気持ちで人々を見下ろしていたのでしょうか?

この高い家の壁は「馬頭壁」といい、日本では うだつ に相当します。

これは火事を防ぐために高くして、火が飛び移らないようにしているのだそうです。

最後に

いかがでしたでしょうか?

西逓村には中国国内からも多くの方が観光に来られます。

西洋人の方はあまりみませんでしが。

ここには明や清の時代の建築物が124棟あります。ひとつの村がほぼそのまま残っているので

その歴史価値はかなり高いと言えるでしょう!

実際に家に入り壁や家具に触れることが出来ます。

中国でも数少ない古村落、西逓の紹介でした。

ではまた^ー^

コメント