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どうも!
なにかと新型コロナウィルスの事が報道されていますが、今インフルエンザによって全米で1500万人が感染し、8200人以上の死者を出しているらしいですね。
インフルも怖い!!!
体調管理、感染対策は万全にお過ごしください!
さて今回は「麒麟が来る」の第三話のあらすじ・ストーリー紹介
と用語解説は「守護」です。
視聴率は3話は16・1%とやや下がりましたが、それでも今高視聴率です。
ではどうぞお楽しみください!
麒麟が来る! 第3回[美濃の国]のストーリー
十兵衛と帰蝶 駒の恩人は美濃の者?
ナレーション
「天文16年 秋 1547年 加納口(かのうぐち)の戦い
尾張の織田信秀が2万余りの兵を率い美濃に押し入り 壮絶な戦いが繰り広げられた。
この戦は斎藤利政の策により美濃方が勝利した。
半年後
織田信秀を扇動しこの戦いを起こした首謀者は( 斎藤利政の娘の)帰蝶の夫、土岐頼純であった。
美濃の実権を取り戻そうとしたこの若き守護は家臣にあたる斎藤利政によってその命を絶たれた。
美濃の勢力図が大きく変わろうとしていた。」
明智荘では明智十兵衛が田んぼを耕していた 。
そこへ以前野盗にとらわれていたところを十兵衛に助けられた菊丸が通りかかる。
彼は一度河内に帰ったが、母(かか)(嫁?)に言われ、お礼のため自家製の味噌や薬草を持ってきたというのだ。
十兵衛は戦で負傷した明智家の家臣・藤田伝吾の手伝いで田んぼを耕しているところだった。
そこへ藤田伝吾が通りかかる。傷ついた体を支えているのは京の医者・東庵の弟子の駒。
駒をじっと見つめる菊丸。
駒は薬草が足りなくなってきた話を十兵衛にしたあと菊丸のかごから珍しい薬草を発見し驚く。
これらの薬草は菊丸の家の周りや道中にあったというのだ。
感激した駒は菊丸に薬草の生えている場所に案内してもらうように頼む。
快諾する菊丸。
十兵衛と共に歩く与八、彼は野盗に襲撃された時、肩に銃弾を浴びたのだがすっかり治ってきたようだ。
そこに帰蝶が馬に乗って登場。
十兵衛の叔父の見舞いに来たという。
また十兵衛が田おこしをして腰が翁(おじいさん)のように曲がっていると聞きそれを見に来たとからかう。
十兵衛の母へ土産にリスを持ってきたが、家来の不始末で袋から逃してしまい叱責する帰蝶。
その時、帰蝶は足を痛がった。
木登りの時に小枝で足を怪我してしてしまったようで血が出ていた。
十兵衛宅で傷の手当てをする帰蝶。
駒と二人で十兵衛の話で談笑しているところへ十兵衛の母・牧(石川さゆり)も加わる。
帰蝶はこの邸宅で1年ほど過ごした時を懐かしんだ。
牧から聞いた昔話 が「美濃の狐の話」だった。
【昔々、村の一人の若者がお嫁さん探しの旅に出て ある野原で可愛い孤児の娘を見つけ たいそう気に入ってお嫁にするという話 。
若者と娘は可愛い子供もできて幸せに暮らすのだけど 家に犬がいてそれがいつも娘に吠えて仕方がない。
実は娘は狐だった。
ある日犬がひどく吠えて娘に迫り 母と娘は若者の前でキツネの姿を見せてしまい ここで暮らすことはできないと子供を残して去っていったという】
その話を聞いて何か思いだした駒が「その時、若者が歌を歌うお話ではありませんか」と尋ねる。
歌い出す駒「♪私一人残して 玉の光のように
ほんのわずかの間でおん前 は消えてしまった」
「少し違うけれど京から来たのに 美濃に古くから伝わる話をよく知っていましたね」と不思議に思う牧。
駒はある人から聞いたらしい。
その時、帰蝶の迎えが来たと十兵衛が知らせに来た。
帰蝶は十兵衛に話があると二人だけになる。
夫の土岐頼純がどのような死を迎えたか、またその事を皆は
どう思っているか知りたいと十兵衛に尋ねる帰蝶。
十兵衛は聞いたままを話す。
頼純が尾張織田信秀と密かに通じ、 あの戦を起こすように図った。
それゆえ斎藤利政が頼純を亡きものにした。
それを聞き、「やむを得なかった」と思ったと。
十兵衛の忌憚のない答えに帰蝶は一言「わかった」と返事をした。
去ろうとする帰蝶に十兵衛は
「頼純様とお父上である殿との間に立たれた帰蝶様のお気持ちは、 誰もがよく承知をいたしております。 母も胸が痛むと、、、」付け加えた。
帰蝶は自分の力のなさを感じているような表情を浮かべ城へと戻っていった。
駒と話をする十兵衛。
以前、駒が火事の中でサムライに助けられた話をしたが、
今日、牧たちに歌った歌はその侍から聞いた話だったので自分を助けた侍は美濃のものではないか?
会ってみたいと目を輝かせ十兵衛に話す駒だった。
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土岐頼芸と斎藤利政 誰が頭か?
ナレーション
「美濃国の守護 土岐氏は 源氏の流れをくむ名家として絶大な権力を持ち続けていた。 しかし一族の内紛は絶えず 土岐頼武・土岐頼芸(よりあき)の兄弟が守護の座を争うに至り、 その権力は大きく衰えていた。
土岐頼芸は一度は守護になったが今は美濃の実権を握った 家臣の斎藤利政に支えられ、
隠居同然の生活に甘んじている。」
土岐頼芸(演:尾美としのり)のところに斎藤利政が息子の高政を連れて訪れた。
頼芸「利政、楽にいたせ」
頼芸は斎藤利政に対し一瞥もくれず畳の上で鷹の絵を描き続けている。
そして鷹の絵を描くのは辛く好んで描いているわけではないと言う。
「この鷹の絵は祖父・重頼が得意とし、父・政房がそれを継いだ。 我が土岐家の輝ける画題ぞ」
祖父や父のような素晴らしい絵を書かなければならないというプレッシャーに苛まれているというのだ。
唐突に頼芸が言い放つ「そなた 頼純を殺したそうじゃな」
とぼける斎藤利政
「大事なお世継ぎ。殺すなど滅相もない」
戦を起こした責任から自ら毒を飲んだと利政は言う。
今日利政が来た目的は次の守護を決める相談に来たと迫る。
しかし頼芸は守護代である利政がすべてを取り仕切っているので、守護など居なくてもいいだろう。土岐家は利政の操り人形だと皆が申している、毒を盛られたくないと皮肉を言った。
「操り人形に毒は守りません」と返す、利政
一気に場の空気が張り詰めた。
利政は「戦で村も田畑も荒らされた、一刻も早く元に戻さればならない。
この利政が声を上げても素知らぬ顔の国衆もたくさんおるため、
皆が一丸となるために、力を貸していただきたい」と頼むのだった。
利政の帰り際、息子の高政に対し「わしが頼りにするのはそなた」と言い寄る頼芸
それをしっかり見ている利政だった。
斉藤親子が帰った後、頼芸は尾張に使いを出した!
土岐頼純と同じく斎藤家による支配を終わらせたい。
その手に美濃を取り戻すために織田にまた出兵させようというのだった。
所変わって稲葉山城
高政と母・深芳野(みよしの)(演:南果歩)が深芳野の部屋で話している。
「私によろしく伝えてくれとそう仰せられたのか
いやらしいお方じゃ 人の気を引くようなことをいつまでも 」と深芳野は土岐頼芸を嗤った。
(深芳野は土岐頼芸の愛妾でのちに斎藤道三の側室となったといわれている)
さらに「かつて愛した女を家来にくれてやるんではなかったと悔しがっている」とも言う。
高政は母に尋ねる。
自分の父親は斉藤利政ではなく土岐頼芸ではないか?と。
「何を戯けたことを そなたの父親は紛れものう殿じゃ」と返す深芳野。
その言葉には強い意志が宿っていた。
そこに現れる齊藤 利政
高政は立ち去る。
二人きりで利政と深芳野は夜を過ごすのだった。
十兵衛と高政 美濃をどうする?
翌日、十兵衛と駒・菊丸は稲葉山城で別れた。
別れ際に前回の戦で負傷した明智光安の怪我は快方に向かっていること、東庵は小見の方の病が治り次第京に戻る意向でることを聞く十兵衛。
稲葉山城に高政に呼ばれた十兵衛は
利政からの「鉄砲について使えるものかよく調べろ」という命令があったと聞く。
高政は十兵衛に丸投げしようとしたが、
二人で裏山で試し撃ちをすることになった。
裏山に行く道中、高政は利政がこれから先10年も城主でい続けるかわからないと言い出す。
利政は戦は上手だが政事、治水などに手が回せていない。それぞれの国衆たちをまとめあげることができてないと言い、
「はっきり言うが父上には先がない。そうは思わんか?」
この問いかけに十兵衛は
「確かにこの国はまとまりがない。古い国衆がそれぞれ己の領地のことばかり考えている
昔は土岐家が鶴の一声で美濃を一つにまとめたという
その代わりを殿が果たしているとは到底思えぬ」
と返した。
高政はすでに土岐頼芸が利政を見限っている現状をふまえ、その気持ちに乗りたいと言い出した。
遠くない時に父に代わり 国を支えたい
十兵衛にその時に力になってもらいたいと胸の内を打ち明ける。
十兵衛は 「その話、しかと承った」と返事した。
どうすれば良い国になるか? の問いに十兵衛は「麒麟がくる国に」と答え、
「バーン」響く銃声。十兵衛は木に吊るしたひょうたんを撃ち抜いた。
所変わって尾張の国 古渡城
織田信秀は 美濃を攻める野心を捨てきれないでいた。
そんな中、土岐頼芸から「斉藤を滅ぼし 尾張と手を結びたい」との手紙を受け取った 。
前回の敗北から再び兵を起こすのは難しいと考えた信秀。
しかし家臣・平手政秀は戦の用意はできると答えた。
その時知らせが入る。
今川義元が大軍で駿河から三河まで出兵してきたと。
三河の西には織田の味方がたくさんいると進言する平手政秀。
織田信秀は戦をすることを即決したのだった。
ナレーション
「今川織田の両軍は三河の小豆坂で相対し
一際激しい戦いを繰り広げた
駿河遠江(とおとうみ)の守護である今川義元は海道一の弓取りとはやされ
名実ともに戦国大名の雄であった。
その今川義元が尾張を視野に入れ隣国の三河の覇権を巡って
攻め入ったのである。 東海は動乱のさなかにあった。」
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今回のキーワード「守護」
劇中でもよく守護という役職が出てきますが、あまりイメージがわきませんので少し調べてみました。
1185年 平家の滅亡後、源頼朝が源義経をとらえることを口実に朝廷に働きかけて国ごとに守護を、荘園・公領ごとに地頭を置かせました。守護は軍事・警察を担い、地頭は土地の管理、年貢の取り立てなどを行いました。
1192年から始まった鎌倉幕府では、源頼朝の家来であった武士たちは御家人と呼ばれ守護・地頭として新しい領地を与えられました。御成敗式目では守護の機能は軍事・警察面に限定されると規定あり、朝廷の領地支配に関与することは禁じられていました。
足利尊氏の開いた室町幕府の時代では、守護の力が強まりました。守護は、国内の武士間の紛争へ介入する権利と、裁判を行う権利の2つを獲得しました。また税の取り立ての権限が増強され、国司の土地や組織を吸収し、守護直轄の守護領を形成しました。そして独立の領主として成長し始めた地頭や新興の武士を家来にし自分の領国を支配するようになった大名を守護大名と言いました。
その有力な守護大名が幕府に赴いたりして不在になることもあり、また領地が広いため国を治める役目を授かったのが守護代です。勢力の拡大を目論見、各大名は戦を繰り返します。
1467年(応仁元年)の応仁の乱は最も勢力のあった足利将軍家の一族である細川氏と外様勢力である山名氏との間で、将軍義政や管領家の跡継ぎ問題を巡って対立して起こりました。
全国的に広がったその争いで武士が支配する世の中に変わっていきました。
戦国大名とはその戦乱の世で荘園領主の支配を認めず、広い領地を統一し独自の分国法で統治する政治を行った大名を言います。
武田信玄や今川義元などは守護大名から戦国大名になりましたが、上杉謙信や毛利元就などは家来の地位から主君の家に変わったものです(下剋上)。
最後に~第3話の感想
いかがでしたでしょうか?
この物語の主役は明智十兵衛ですが、君主の斎藤利政の方が目立ってますね(笑)
戦国時代ということで話の中心はやはり国盗りのトップ同士の争いが重要です。
あえてこの先どうなるか詳しく調べないでドラマを見ていますが、
一介の家臣である明智十兵衛がどう駆け抜けていくかを楽しみです!
今回は説明が多かったように思えます。
毎回戦のシーンでは作る方も大変ですが、ぜひ頑張ってもらいたいですね!
では
今回は以上です。最後までご覧頂きありがとうございました。
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