麒麟が来る!第01話のあらすじ紹介と感想、時代背景など(2020,1,19放送分)

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どうもこんばんは。
中国で確認された新型のコロナウィルスがじわじわ広がりを見せていますね。
致死率は弱いみたいですが、なにせ治療法が確立していないので、少し不安ですね。

中国共産党の発表は、どこまで正確か怪しいですし、、、
風邪かな?の記事

でも書きましたが、やはり風邪等にかからないように普段から気を付けたいものです。
さてNHKの今年の大河ドラマ「麒麟が来る」が好調ですね!
関東・関西とも視聴率が19%台とか。
今回、その「麒麟が来る」をもっと楽しめるために
第一話のネタバレ含むあらすじ
感想・気になったこと・時代背景・など記事にしてみました。
第一話を見逃したけどNHKオンデマンドで見るより文章でささっと知りたいというかたにお勧めの記事です。

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第一話「光秀、西へ」のネタバレ・あらすじ

美濃の国、明智光秀(十兵衛)登場

ナレーション【市川海老蔵】
「時は天文16年(1547年) 室町時代末期、
将軍足利氏は家臣たちの権力闘争と足利氏の内紛とで
力を失っていた。
京から40里(約157km)離れた美濃の国(岐阜県不破郡)にも戦乱の波は訪れていた。」

明智(十兵衛)光秀【長谷川博己】の登場。
美濃の守護代名、斎藤山城守利政(のち道三)に仕え明智荘を守っていた。
広がる棚田、平和な村を野党が襲う。

一足早く襲撃に感づいた十兵衛は「手はず通りに」と村人を避難させた。
仲間と共に身を隠し
野盗を背後から弓で急襲し、激しい戦いが始まる。
十兵衛は刀で野盗を倒していくが、野党の首領は鉄砲で撃ってきた!
十兵衛には当たらなかったが、村人に当たり苦しむ村人。

倉に火をつけられたり、米を何俵か盗られたが、善戦の結果、
野盗を追い払うことができた。
野盗に囚われていた三河(愛知県中部・東部)で、山菜採りをしていたという、
農民の菊丸【岡村隆史】を助けた。


菊丸からあの武器は「鉄砲」といって堺(大阪府泉北地域)で手に入れられたものだと聞き、
十兵衛は興味を持つ。
村人は野盗を追い払えたので「我らの勝ちでございます」と言うが十兵衛は納得しない。
幾度となく被害をもたらされて憤っていた。
「また来るぞ、そのたびにこの有様だ。何度戦えばここを守れる!」と。

自分の知らない武器を野盗が持っていることに焦りを感じた十兵衛は、
「戦って分かったこと」を話すため君主の斎藤利政に会いと
叔父の明智光安【西村まさ彦】に相談するが、「出過ぎた真似はよせ」と反対される。

十兵衛の幼馴染で斎藤利政の長男・斎藤高政(義龍)【伊藤英明】に取り次いでもらい
直接、斎藤利政に掛け合う。

「敵が新しいいくさ道具を持っているのに、我々は知らない。
私は野盗に負けたくない。
明智のものはこの土地を死守すれば、それでよいと言われるが
そとの国々が見てみたいのです」
と堺に旅に出ることを懇願する。
利政から「お前が旅に出て、わしに何の得がある?」と言われ
鉄砲を買ってくることと
利政の奥方(小見の方)の病を治せる医者も連れてくるという条件で了承させるのだった。
家へ帰り母の牧【石川さゆり】にも話しひと月の
旅先でも自分が土岐源治の誉れを受けていることを忘れないよう念を押されるのだった。

鉄砲を求めて堺へ

十兵衛は堺の刀鍛冶は「宗次郎の辻家」がいいという情報を手に入れ1人で旅立つ。
途中、琵琶湖を船で渡り、比叡山の武装した僧侶?の関所(15文を払って)を通り
山賊に襲われたり荒廃した世の中を知る。

堺で待っていたのは驚くほどの人の多さと賑いだった。
美味しそうなお菓子屋や大道芸人、廓のさそいなど
宣教師のような格好をしている外国人(ポルトガル人?)に出会った。

辻家に着き鉄砲のことを聞くと
斎藤利政のことを「成り上がりの田舎大名」とバカにされるのだった。
そこで会ったのが奉公衆(将軍にお供する御家人)の三渕藤英 【谷原章介】
彼は実際に鉄砲の試し打ちを見せてくれたが、
「これは弓矢より使いにくい、戦には向かない」
と言われ、さらに
「美濃は山奥なので、たぬきを打つには良いかもしれませんな」
とまた侍従のものにバカにされ納得のいかない十兵衛だった。

そこに現れた、松永久秀【吉田鋼太郎】。
赤を基調とした派手な服を着ていた。
三渕とは会話なくすれ違った。
刀鍛冶の宗次郎に対し怒っている
「この堺では、商人と客を分け隔てなく扱うのが流儀だが、やつら(三渕)は別だ。
わしを怒らせて生き延びたものはこの堺には一人もおらん」
と、三渕と商売をするなと脅してくる。
宗次郎【大塚明夫】は「お許しを、、」とだけ言うのであった。

松永は十兵衛に対しては優しい態度をとる。
松永は「(斎藤)山城守の父が京の「西の岡」で油売りをしていた時、
街の者から評判が良く、親子2代で、山城の主になれたのだから、夢のようなお方だと言っていた。わしも好きだ」
と褒め称えた。
その夜二人は酒を酌み交わした。
松永は京の都では自分の主君の三好長慶と三渕の君主の足利義輝が争っていてその余波が堺にも及んでいること、
足利家が代々の遺産にあぐらをかいている能なしなどと十兵衛に教える。
また山城守とそれを受け入れた民衆もエライと褒める松永。
しかし十兵衛は守護の土岐家といざこざがありまだ国は一つにまとまってないこと、
美濃の土地は国境にあるので、野党が襲ってきたり隣国や身内の裏切りにも目を光らせなければならない美濃の状況を語りし、さらに
君主である斎藤道三を「何事も損得勘定で考える、ケチだ」とも言って憂さを晴らした。
そして眠ってしまう。

十兵衛が目を覚ますと、胸元の財布がなくなっていたが、火縄銃が枕元に置いてあった。
話を付けると言っていたが松永が宗次郎から買ったのだろうか?

京で出会った望月東庵

大喜びの十兵衛は帰り路の京都を訪れその姿に愕然とする。
戦や内乱で荒れ果てていたのだった。
街は貧しいものの巣窟となっていた。
どこをみても、傷つきぼろをまとった人々でいっぱいだった。
貧しいものに炊き出しを配っていた僧侶に聞き医者を探す。
教えてもらったのは望月東庵【堺正章】の診療所

診療所で出会った駒【門脇麦】に最初は借金取りに間違われ
「先生はいませんお帰りください」と突っぱねられるが、
しつこく食い下がり東庵に話をする十兵衛。
しかし返事は「わしは美濃になど行かん。百貫でも千貫でも京から動かない」と。
東庵は昔、「具合が悪いから診てくれ」と言われ、自分の患者を放ってまで
屋敷に出向いたら病人はおらず、「犬を見てくれいらでも出す」と言われ
その体験から、大名やお公家様の脈を取らないと決めたというのだった。

東庵の話を聞き、十兵衛は父が「誇りを失わぬことが大事」と話していたことを思い出し、腑に落ちたと納得した。
そのとき、外で「火事だ!」と叫ぶ声が。
盗賊が都の家々に火をつけ回っていた!
屋敷から薬を持ち出す駒。
先ほど東庵と遊んでいた子どもの酒屋も燃えていた。
そして梅が家で倒れた柱に挟まれ動けない
閉じ込められていると母親が泣き叫んでいた。
十兵衛はとっさに水をかぶり、子どもを救出に父親と共に燃える店内へ入っていく。
てこの原理で柱をどかし、何とか助け出したのだった。

打ち解けた駒が身の上話をする。
自分も戦災孤児で、戦の巻き添えの火事で親を失くした。
子どものころに東庵に拾われて薬を覚えたという。

火事の時、助けてくれた人が
「いつか戦は終わる
そういう世を作れる人がきっと出てくる。
その人は麒麟を連れてくるんだ
麒麟というのは穏やかな国にやってくる
不思議な生き物だよ。
それを呼べる人が必ずやってくる」と言っていたと。

十兵衛はこう返した。
どこにも麒麟はいない。
何かを変えなければ、誰かが。
美濃にも京にも麒麟は来ない!」

十兵衛に感謝を伝え、東庵は美濃に行く決心をする。
医者を再開するにも金が掛かるのでその金のために行くと言うのだ。
「善は急げと申すからなぁ」と
光秀は東庵と駒を連れ美濃へ帰っていった。

その頃尾張の織田信秀が大軍を率いて美濃へ攻め込もうとしていた。

知らせを聞いた斎藤利政は
「国境に兵を出すよう触れ」を出せと命令する。
そこに嫁に出ていた利政の娘・帰蝶【川口春奈】が帰ってきた。
戦に加えてもらいたいというのだった!

ナレーション
時は天文16年冬は間近である

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今回のキーワード「鉄砲」

鉄砲伝来について

『鉄炮記』によれば、1543年(天文12年8月25日)、大隅国(鹿児島県)の種子島、に明の儒者・五峯とポルトガル人が漂着しました。
第14代島主であった種子島時堯(たねがしま ときたか)が彼らから火縄銃2挺を買い、家臣に火薬の調合を学ばせまた刀鍛冶らにこの銃を複製させました。
その数年以内に堺の貿易商人橘屋 又三郎(たちばなや またさぶろう)が銃の技術を得るため種子島を訪れ、鉄砲の技術を堺に持ち帰り広めたそうです。

日本で初めて、鉄砲(銃)を実戦に用いられたのは
1549年(天文18年)5月、種子島時尭から贈られた鉄砲を使って、島津の家臣、伊集院忠朗が大隅国の加治木を攻めたものとされています。

舞台になったのは1547年(天文16年)なのでまだまだ鉄砲を知らない人が多くても不思議ではありませんが、野盗が持っていた、というのはどういうことでしょうか?
劇中では「注文が多く通常3か月まち」というようなセリフもありました。
値段も高く野盗が自分で買ったとは思えません。
持ち主を殺して盗んだものではないかと推測されます。

感想

良かった点

割とアクションシーンが良かったです。
矢で射抜かれる野盗のPOVのカットや
十兵衛が刀で切りかかっていくとき一緒にカメラが背中を追っかけるシーン(3Dゲームみたいな視点)
があるなど
最近の作品の感じがグッド!

これから合戦のシーンがあるようなのでそちらも楽しみです。

気になった点

方言がほぼなし
みんな標準語です(笑)
今回に限れば岡村隆史が関西弁のイントネーションだったくらいか、、
NHKの大河って基本標準語のようですね。
ちょっとがっかりです。

銃で撃たれた村人(与八)が
「何か火の塊が肩に当たったような痛みが」
で済ますところ!もっと痛がって欲しい(笑)
鉄砲の威力なさすぎです。
肩に対しほぼ真横から当たったのに肩の表面だけをかすめたような傷で銃弾はどこにいったの?(笑)
出血量からして貫通もしてないし
「鎧を貫く」とかおののいてた割に村人の肩さえ貫けていないという(笑)
こういうところちゃんとして欲しい!

時代背景~16世紀の世界

 

世界はスペイン・ポルトガルにけん引され大航海時代へと移り変わっていた時期です。
1488年ポルトガルのエンリケ航海王子がアフリカ最南端の喜望峰を発見し、ヨーロッパからアジアへ迂回する航路を発見しアジアとの自由に交易ができるようになりました。
(それまでオスマン帝国が陸路を支配していた)
1498年にはポルトガルの航海者ヴァスコ・ダ・ガマがインド航路を開拓。
1522年にスペイン人のマゼラン(の部下が)史上初となる世界周航を達成しました。

この時代は世界各地で先住民に対する征服活動・植民地化が進みました。
スペイン人はアメリカ大陸のアステカ・インカ帝国をプランテーション化し虐殺を繰り返しました。
スペイン人がもちこんだ天然痘も流行し
7000万人いたとされる現地人は350万人まで減ったと言われあっという間ににアステカ・インカ文明は滅亡してしまいました。

1545年には南米ペルーにポトシ銀山が発見され、世界最大の銀の産地となりヨーロッパに運ばれ物価が3倍に(価格革命)になったり、大西洋沿岸(ヨーロッパ・アフリカ・アメリカ大陸)での物流が盛んになった時期でした。(商業革命)
そのため労働力として需要が高まり、アフリカの黒人が奴隷として大量に使われ、
一説には6000万人の黒人がアメリカ大陸へ輸送されていきましたが、
そのうち2000万人は船底の劣悪な環境の中で死亡し、海に捨てられたそうです。
このように大航海時代はヨーロッパに富をもたらしましたが搾取された国にとっては最悪な時期でした。

 

1549年(天文18年)にポルトガルのカトリック教会の司祭、宣教師ザビエルがやってきて日本に初めてキリスト教を伝えたことが有名ですね。
ザビエルは劇中の時期と合いますが、明智光秀との関りは不明です。あればキャストが気になりますね(#^.^#)

劇中で堺の港町に西洋人と黒人が並んで歩いている描写がありすこし不自然に思えました。
ただ単に外国人を見せたかっただけでしょうか?

最後に

いかがでしたでしょうか?
本能寺の変で有名な明智光秀を主役に据えた
「麒麟がくる」
これからが非常に楽しみです。
これからあらすじの他に作品を楽しめる内容を考えていきたいと思います。
ではまた。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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