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hi! たまごとじです。
急にさむくなってきましたね。
私は気温が下がる時に風邪をひきやすいので
毎日警戒しながら生きています(笑)
さて今回ご紹介するのは 池田エライザ主演の映画
ルームロンダリング 映画版
です。
この記事では、ルームロンダリング 映画版の概要と
池田エライザさんをはじめとして主要キャストと
あらすじ・画像を交えてのストーリー解説、
劇中で使用された主題歌や感想などを紹介していきます。
↓過去の池田エライザのCM等の活動まとめ記事です。

ではどうぞ~
ルームロンダリング 映画版とは?
『ルームロンダリング』は、TSUTAYAが主催する映像企画発掘コンペ
「TSUTAYA CREATORS‘ PROGRAM FILM2015」で準グランプリのFilmarks賞を受賞した作品です。
作者は大阪府出身の映画監督・片桐健滋(かたぎり けんじ)さん。
片桐さんの助監督作品として2007年 「舞妓Haaaan!!!」や2011年 「ツレがうつになりまして。」など多数あります。
映画上映に先駆け漫画化されました。(全二巻)
片桐健滋・梅本竜矢原案で、画は羽生生純(はにゅにゅう じゅん)さん。
映画は2018年7月7日に公開され、片桐健滋さんにとって初の劇場監督でした。
同年11月に毎日放送製作で「ドラマイズム」にてキャストを一部そのままでテレビドラマ化されました。
ルームロンダリング 映画版のキャストの紹介
池田エライザ・・主役の八雲御子 役 幽霊が見える能力を持つ20歳のフリーター?。幼少のころに両親がいなくなり、人付き合いができなくなり、コミュ障だと悩んでいる。高校まで育ててくれた保母が亡くなり叔父の悟郎のもとで引き取られルームロンダリングの仕事を手伝う。
オダギリジョー・・雷土悟郎 役 御子の叔父。イカヅチ不動産の社長。外国人のカード偽造や事故物件を書類上綺麗な部屋に変えるルームロンダリングなど裏の仕事を請け負う。幽霊が見える能力をもつ。
光宗薫・・千夏本悠希 役 暴漢に殺されたOL。コスプレイヤーとしても活動していた。犯人に対する恨みで成仏できずにいる
渋川清彦・・春日公比古 役 青森弁のパンクロッカー。自分の価値を見失い自殺した。音楽に対する後悔があり成仏できないでいる。
伊藤健太郎・・虹川亜樹人 役。千夏本悠希の部屋の隣人。事件当時、何もしなかったことを悔やんでいる。コンビニ店長?
田口 トモロヲ ・・西前 役。裏の仕事を悟郎に回してくる。吾郎の仕事が裏の業界で問題にならないよう便宜を図っているからと、他殺のものの事故物件をルームロンダリングするよう吾郎に依頼する。
ルームロンダリング 映画版のあらすじ&ストーリー解説
あらすじ
八雲御子は、5歳の時に父を亡くし、その一年後に、母も「あとでね」と言い残し失踪、祖母のもとで育てられるが、18歳で祖母とも死に別れた。
そんな御子の前に葬儀の日、叔父の雷土悟郎が現れ、「お前の面倒は俺が見る」と住む部屋とワケありの仕事を手伝わされることに。
しかし、その仕事とは、事故物件に住んで事故の履歴を帳消し(次の借主に事故物件であると説明する義務を失くする)にし、クリーンな状態で物件を次の住人に紹介するというものだった。
これをきっかけに御子は幽霊が見えるようになり、幽霊と奇妙で騒がしい生活がはじまったのだった。
ストーリー解説
仕事帰りのOL・千夏本悠希は仕事帰りに部屋に待ち伏せしていた暴漢に刺殺されてしまう。
裏の仕事人・西前と仲間の会話、、、お金の資金洗浄はマネーロンダリングだが、事故物件をクリーンなものに変えることをルームロンダリングという。事故物件は借主にそのことを通告しなければならないが何人目まで通告しなければいけない法律はない、つまりひとりでも入居すればもうだれにも言わなくてもよいのである。
八雲御子(やくもみこ)は神社でお参りをする。これからまた新しい部屋に移る前にお祈りをしているようだ。
彼女は5歳の時に父親が交通事故死し、その翌年、誕生日にくれたアヒルのランプだけを残して母親も蒸発。それ以来、いつも1人で自分の殻に閉じこもるようになった。
その後、引き取ってくれた祖母も18歳の時に死去。葬式に現れた、叔父・悟郎のもとで彼の仕事を手伝うことになった。
その仕事とは?事故物件に入居し、次から事故物件であることを借主に通告する義務を解消すること。契約上クリーンな部屋に生まれ変わらせるのが彼女の仕事だ。
新しい部屋で自殺したパンクロッカー公比古(きみひこ)と出会う御子。彼は音楽を志していたが、売れないまま自分の価値に疑問をもち、バスルームで手首を切ったのだった。
彼が話すときたいてい切った手首がぽろっと落ちるのでそこだけ注意!(笑)
完成したデモテープを発見する御子。
はじめは「未練があって成仏できない」という公比古を相手にせず、寝てしまう御子。
少年の幽霊・はぐむ(カニ少年)。実は御子と同い年の幽霊。学芸会の日に轢かれて死んだため少年の姿のままである。
なにかあったとき御子の話し相手となっている。御子に「おっぱいさわらせて」としつこくせがむ(笑)
悟郎は地上げ屋のような仕事もしていた。
マンション建設のための住民の立ち退きに外国人の子供を使って嫌がらせを繰り返していた。
公比古と打ち付けてきて自作のイラストブックを見せる御子。しかしその内容はいままで見てきた幽霊や腐敗した死体のイラストばかりだった。「こんなの見えて怖くないの」と聞く公比古に「人間の方がよっぽど怖いよ」と答える御子。
公比古の願いは、作ったデモテープをレコード会社に送ってほしいとのことだった。
デモテープを聞いた御子は「ダサすぎてかっこよかったよ」と感想を述べる。
しかし御子はまた次の部屋へ引っ越ししなければならなかった。入浴中の読書はライナー・チムニクの「レクトロ物語」。
冒頭のOL殺害の部屋である。御子はいままで他殺の部屋にルームロンダリングで住んだことはなかったが、
「やってみる」と答える御子。
しかし床から殺されたOL・悠希が這い出てくるのであった。
無視して本を読む御子。タイトルは舟崎克彦の児童文学シリーズ「ぽっぺん先生と帰らずの沼」。
隣人が引っ越ししてきたので挨拶にきた・亜樹人(あきと)。しかし御子は「隣人との接触はご法度」というマイルール?を守り居留守をする。
「(犯人を)殺してやる」としつこくつぶやく悠希と目が合う御子。彼女と話をするが「なんで私が殺されなきゃいけないの」と、ポルターガイスト現象を引き起こすので御子は怖くなって逃げ出してしまう。
ネットカフェでOL殺人事件について調べる御子。
彼女が生前やっていたブログを見つけた。、コスプレをしていたが、コメント欄は誹謗するものばかりだった。
見回りにくる警官・TKO木下隆行(役名不明)。殺人事件は解決していないと御子に注意を呼び掛ける。
犯人を恨む気持ちを吐露し犯人探しに協力するようせまる悠希。しかし御子は「私は何もできない」と断る。
悠希がコスプレをしていたのは自分のなりたい理想の自分になるためだったという。
アルバムを見て、母がいた昔を思い出し、涙を浮かべる御子。
そんな時、公比古が突然現れる。どうも公比古は部屋ではなくテープの方に取り付いた幽霊らしいのだ。まだレコード会社にテープを送っていないと御子に早く送れと急かすのだった。
亜樹人は、OLが殺された日、物音を聞いていたが何もしなかったことを後悔していたため御子に積極的に話しかけた。最初は亜樹人を遠ざけていたが、次第に打ち解けていった。
ある日、吾郎から「また明日引っ越しだ」と言われ勝手に決められたことに不快を隠せない御子。
また、悠希を好きになった公比古から「悠希の力になってやれ」と言われるが「私には何も出来ない」と突っぱね、ものを投げた拍子に母の形見のアヒルのランプを壊してしまう。
そんなことを公園でカニ少年に話す御子、思わず泣いてしまうのだった。しかし「お化けから卒業しろ」と言われはぐむは消えてしまう。
御子は20年間、踏切のそばでミニチュアの車を探す男に隠れていた車を渡して成仏させてあげるのだった。
そして彼女は閃き、行動を開始した。
悠希から犯人の特徴を聞き、似顔絵を作成。亜樹人に警察に届けさせようとした。
しかし警官こそ悠希を殺した犯人だったのだ。理由は見下した態度をとられたことだという。亜樹人の口封じを図ろうとする警官。
しかし隣の部屋で聴いていた御子たち。勇気を出し悟郎たちの応援をよびこれを制圧・警官をおとなしくさせたのだった。
吾郎から御子の母もまた幽霊が見える体質で、幽霊と関わるうちに心を病み、施設に入ったと聞かされる。
母に会いたいという御子に吾郎は御子は十分成長したと判断し会わせてあげるのだった。
再会し、昔のことを思い出す、御子。
抱き合おうとした瞬間、なんと母親の体ををすり抜けた!母はすでに他界していたのだった。
母は成長した御子と出会えたことで安心し、最後に「笑って」と御子に言うのだった。
ラスト
吾郎が一言、「本当はみんなお前のそばで、お前の成長を見届けたかったんだよ」と
泣き出す、御子。
「泣くな笑え、それがうちの家訓だ」と慰める吾郎だった。「みんなそればっか」と御子。
話をする2人
「私の前から誰もいなくならないで」と小声でお願いする御子
「亜樹人は生きてる私も生きてる」と生を実感する御子だった。
公比古のデモテープはレコード会社からの返事でCD化を検討したいとの内容だった。
公比古から墓に入れてくれとのお願いに「私も公比古に会えて楽しかったよ」と返す御子。
エンディング
御子はまた引っ越しをしていた。最後にカニ少年が「おっぱい触らせてくれたら消えてやるよ」叫ぶが
「嘘つき」と返す御子だった。当分この関係は続きそうである。
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ルームロンダリング 映画版の主題歌
劇中でオダギリジョーが口ずさんでいた曲が
「お富さん」(作詞:山崎正 / 作曲:渡久地政信)です。若い人はしってるかな?
幽霊の話ということで「死んだはずだよお富さん」のフレーズが似合いますね。私も大好きな曲です。
また公比古が作ったとされる曲
「ヘバ!GOODBYE」歌:春日公比古<渋川清彦>
はFLYING KIDSの浜崎貴司 の作詞・作曲ということでも注目されています。
懐かしいパンク調の曲で期待するほどあまり激しくないです(笑)
感想&評価
悪かった・もうちょっと工夫してほしかった点は、御子という心霊関係にありそうな名前、幽霊が見えて話せるだけという能力、シリアスに見せかけてほぼコメディテイストの演出、現代社会の抱える人間関係の希薄さ・自殺の多さと割とありがちで深堀のない設定・テーマであることから新しい発見・考えさせられる観点は見られなかったことです。
印象的なセリフもなかったし、おじさんパンクスもさらっと流すかと思いきや最後まででてくるし(笑) コメディテイストの割に特に笑えるシーンもなしでした。
TKO木下に犯人の似顔絵を渡すシーンも何故かマンションの部屋の中だし、なぜ警察署にもっていかないかとというとエライザたちが健太郎を助けられないから!そんなご都合主義の展開あり??なところも目につきました。TKO木下も警官のくせにすぐやられるし、殺人事件の犯人ならもっと必死に頑張って抵抗せんかい!(笑)刑務所がまってるんだぞ!という不満がわきました(笑)
良かった点は池田エライザさんの演技でしょうか。彼女の演技は見てて飽きないですね。特に表情の作り方が独特です。シーンによって別人のように見えるときもありまだまだ色んな役を見てみたい女優さんです。
オダギリジョーさんは安定していますがいつも通りという感じもします。特によかった点もなかったです。
総評10点中6点ですね。このあとドラマ版を見るのでまた評価がかわるかもしれません。
ツタヤディスカスでは
レビュアー:カマンベール さん
アイディアが面白く、笑って泣けるお得な映画!!
レビュアー:kazupon さん
勝手にホラー・コメディかと思っていたら、意外にほのぼのムードのお話で、公比古と悠希が仲良く意気投合するのも面白い。
レビュアー:oyoyo さん
思ったよりコメディ要素は少なかったが面白かった。
レビュアー:飛べない魔女 さん
孤独と悲しみを心に抱えた御子が部屋に現れる幽霊たちと織りなす心の交流には心温まるものがある。
と肯定的なreviewが多いです。点数も5点中3~5が多いです。
最後に
ドラマ版は映画の続きのようなので、また次回紹介いたします。
漫画版は見るかどうか未定です(笑)
この映画で一番の見どころはやはり主演の池田エライザさんですが
まだまだ役者として認知がほしいところなので
月9とかでてもっとスケールの大きな映画に出てもらいたいです。
以上で終わりです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
ではまた~
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